胃潰瘍 十二指腸潰瘍 症状 背中

背中の痛みが胃潰瘍や十二指腸潰瘍の症状なの?

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 人は誰でも体のどこかに痛みを感じると、その場所に何か異変が発生していることを疑います。
 多くの臓器が集まっているお腹や胸の痛みなら、内臓の病気を疑うのも当然です。

 

 しかしながら背中に痛みを感じる場合は、どの臓器に異変が生じているのかなかなか見当がつかないものです。
 背中が痛い場合に考えられる原因の1つとして、まずは心臓や冠動脈の病気が挙げられます。

 

 通常は胸に強い痛みが発生しますが、痛みがその後ろにまで及ぶことも考えられるのです。
 同じく肺の病気でも胸ばかりでなく背中が痛むことがあります。

 

 そうした臓器の間を通って喉と胃とを結んでいる食道も、背中が痛む候補の1つです。
 中でも食道に原因がある場合は、胸焼けの症状としてよく認識されます。

 

 食べ過ぎたり飲み過ぎたりするだけでも、胃酸を含む消化物が食道にまでせり上がって粘膜を刺激するため痛みにつながるのです。
 食道がんの手術をする場合は胸ではなく背中側からメスを入れるように、食道は心臓や肺よりも後方に位置しています。

 

 こうした背中の痛みの原因が、実は胃潰瘍や十二指腸潰瘍だったという例も少なくありません。
 胃や十二指腸は腹部に位置するとはいえ、症状が悪化すると痛みが周辺に拡散する傾向も見られます。

 

 痛みは通常みぞおち付近に発生しますが、神経が胸や背中の方までつながっているため影響を受けやすいのです。
 潰瘍によって胸焼けも起こしやすくなり、痛みが上方へと広がります。

 

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 胃潰瘍は胃の粘膜が、十二指腸潰瘍は十二指腸の粘膜がそれぞれ傷ついて一部が欠けている状態です。
 こうした傷は胃酸で粘膜が溶かされることによって発生し、悪化すると胃や十二指腸に穴が開くこともあります。
 通常は適切な治療を受けることで症状も改善するものです。

 

 胃潰瘍と十二指腸潰瘍の治療法は基本的に変わらず、薬の力で治すのが一般的です。
 一連の症状は酸性の強い胃酸が粘膜を傷つけることで起きているのですから、胃酸の働きを弱める薬がよく効くのです。
 胃酸そのもののを抑える薬の他、粘膜が自分自身を守る働きを強化する薬もあります。

 

 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因はストレスだと言われていましたが、現在ではピロリ菌の関与が判明しています。
 日本人の半数はピロリ菌に感染していると言われており、感染者は非感染者より胃潰瘍と十二指腸潰瘍の発症リスクが高いと言えます。

 

 治療法としてピロリ菌の除菌療法を取り入れている病院も少なくありません。
 ピロリ菌の除菌療法では一時的に下痢などの副作用はありますが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は再発しやすい病気です。
 一度ピロリ菌を除去してしまえば再発の確率も大きく下がり、将来的な胃がんリスクも減らせます。

 

 いずれにしてもみぞおちから胸・背中にかけての痛みという症状を感じたら、信頼できる病院の医師に相談するといいでしょう。
 検査で原因がはっきりすれば、症状に合わせた最適な治療を受けることができます。

 

 次の記事はこちらです。
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